こっちを観ている福岡タワーを/新鮮な気持ちで

空と空気を映す。

早朝の福岡タワーの写真。

朝、昼、晩。

海まで歩いて「キレイ!!」って思った時に撮った、数年分の写真。

福岡タワーの中に水族館の水槽のように、

真っ青な空と、白い雲が入り込む。

白い雲が魚のように泳いでいた。


夕方、西に赤い陽が沈むと、

柔らかな色に変化する空に 福岡タワーが溶け込んで行く。

たまらない。

その日が終わる寂しさを感じながら眺めていたら、

あまりの美しさに、

嬉しい気持ちと、寂しい気持ちが混同した。


嬉しい気持ちと、寂しい気持ちが混同した時。

ー生きてるなー

と実感する。


目の前のものは刻々と変化する。

福岡タワーを、建物として見ていたら、

形も、色も変わらない。

「映すもの」としてのタワーは 一瞬一瞬変化する。

人も、同じ。

その心には、様々なものを映している。

いつも新鮮な気持ちで観察しないと。

観察して、感じるだけでいい。

それが優しさだと最近知った。


百道浜から撮った写真も

まだまだ沢山ある。

日々変わる、砂浜の模様、波の色、光。

いつか全部繋げて、

スライドショーを作りたい。

写真も絵も

いつも新鮮な気持ちで観察し表現し続けよう。

じっと見ていると、

向こうがこっちを見ていることに気がつく。

東京タワーもスカイツリーも描いたから、

福岡タワーも描きたい。

こっちを観ている福岡タワーを。

2022-09-24 | Posted in blogNo Comments » 

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