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伝えるよろこび 伝わるよろこび

皆様の言葉にならない大切な「思い」の象徴となるように、

一枚一枚、心がけて描いております。

画家として心がけている事。

その思いが通じる出来事がありました。

この絵を

「家の玄関(家の顔に)」そう言ってくださる方が‥。

「縁起」

318×410mm(F6号2枚)

アクリル/キャンバス

新居に飾りたいということで、ご連絡を頂きました。

「沢山の友人を招いて、そこから新たな縁が起こる」

新しい生活のテーマにぴったりと言って下さり、

うれしくてたまらないです。

「縁起」は希望と願の絵。

良い事も悪いことも、全てを縁として、エネルギーを力にして、蓮が成長し続ける姿です。

そして、この絵もリビングに飾って頂けるとの事。

「蓮の音一」

410×1272×3mm(F6号4枚)

アクリル/キャンバス

「幸せを感じるから」

選んで下さった理由に、涙が出そうになりました。

私が聞いた蓮の音、調和し、響き合う世界。

感じた幸せが通じました。

改めて絵を描く意味、理由、責任、

何よりも伝えるよろこび、伝わるよろこびを実感し震えてます。

有り難うございます。

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どう描けば伝わるか、今まで描き続け、学び続けて来ましたが、

これからは、「どう伝えるか」をもっと考えていきたいです。

初めの段階として販売サイトを作りました↓

よろしくお願い致します↓

https://maruartworks.base.shop/

2024-04-26 | Posted in blogNo Comments » 

 

山と空と 人の光

引っ越しをした。

毎日違う山と空の表情はいくら見ても見飽きない。

風の強い日は、

雲が山にぶつかり、

素早く動きを変え、姿を変える。

山は大きい。

そして、空は、とても広い。

その実感は、

日に日に強く、大きくなる。

暮れ行く空に、

山のシルエットが浮かぶ。

真っ暗になると、

並ぶ建物の灯りがはっきりと並んで浮かぶ。

人の気配。

ふと、小さな小さな新しい光がひとつ。

生活の灯り。

灯りの中の、人を思う。

「お帰りなさい。今日もお疲れ様でした。」

人の中の心。

その中の光。

明るく穏やかでありますように。

2024-04-19 | Posted in blogNo Comments » 

 

「渡る」/福岡市美術展 入選

どこからどこへ 「渡る」 1000×1000 アクリル 木製パネル 2021

福岡市美術館にて、明日から展示されます。

第55回福岡市美術展
3月26日(火)〜3月31日(日)
福岡市美術館
開館時間 午前9時30分~午後5時30分(入館は5時まで)

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象が川を渡る ゆっくりと
向こう岸へ 明るい方へ
一歩一歩 堂々と

前から 横から 
流れが波がやってくる

大きい象 小さい象 
波紋がいくつも広がって行く

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混沌とする世の中、

「この先どうなるのだろうか」

この絵を描いた時期は、コロナ禍の真っ只中で、

みんな不安そうに過ごしていた。

苦しいけれど前へ、明るい未来を思って欲しい。

そう願いながら描いた絵。

「渡る」

向こう側に明るい世界があると信じて渡る。

先ず自分が 向こう岸の素晴らしい世界を 理想を

本気で信じ続けよう。

2024-03-25 | Posted in blogNo Comments » 

 

自由に爽やかに/芦雪から学ぶ

芦雪に刺激を受けて描いた絵。

先日、九州国立博物館で開催されている、

「長沢芦雪展」に行った。

引越し前でバタバタしているけれど、

これだけは、観に行かないと!!

と足を運んだ。

『丹青三昧』

芦雪が大切にしていた言葉。

真摯に絵に向き合う姿勢が、

絵に表れていた。

ー爽やかな自由ー

芦雪の絵を観て感じたこと。

応挙の下で基礎を徹底的に学んだことで得た自由。

応挙の絵の模写の密度の濃さにその真剣さを感じた。

描いて描いて得た自由。

次第に筆が大きく、自由に動き出す。

あー描きたい。

観ながら、ウズウズしてきた。

私も描いて描いて、

もっと自由になりたい。

気持ちよく爽やかに描き続けていたら、

辿り着けるかも?

これは展示の中にあった、

若冲の達磨の絵の目を思い出しながら描いた。

グッとこっちを見つめてる。

絵は自由だ。

描くことで、自由になれる。

想像以上に、

もっと向こうの世界へ。

2024-02-29 | Posted in blogNo Comments » 

 

除暗遍明/ 自分から明るく爽やかに

「除暗遍明」じょあんへんみょう。

書道で書いた、今年の目標。

暗闇を取り除き、

明るく照らす。

絵を描くことで、

伝えたい光。

まず、自分が明るく光ること、

爽やかであると、心に決めた。

そのためには何に対しても、

謙虚に向き合う努力が必要なことに気がついた。

人にも、出来事にも、物にも、

まず、有難いと思いながら向き合う。

その表情に、その一瞬の動きに、営みに、

描きたいと思う感動がある。

生きている、活かしあってる。

これからは、

その感動を絵にして伝えて行こう。

それがきっと、

出会った全ての人、全てのものへの恩返しになる。

これからだ、今からだ。

2024-02-19 | Posted in blogNo Comments » 

 

猫の絵/人をやさしくしてくれる

美しい。

かわいい。

あたたかい。

やわらかい。


人間だってそうなのに、

なんでこんなにもかわいいの?


こちらを見つめてくれる猫に、

心の中で聞いてみる。


「自然にしていれば良いのよ」

猫がおしえてくれる。


自然に?

猫のように自然に。

目で、耳で、毛で、肌で、全身で、

いつも人間を意識してくれる。

自然に、

猫がほんの少し耳が動くのを見ているだけで癒される時がある。

もっと自然に、存在を感じるようにしたい。


やさしく自然ににっこりと。

いつもそばにいてくれる。

離れていても、近くに感じるその存在。

人をやさしくしてくれる。

やさしくなるためにいてくれる。

2024-02-14 | Posted in blogNo Comments » 

 

北斎の模写/おかげで足の冷えが良くなった

自然な動きは、

美しい形になる。

生き生きとした人の動き。

グッと踏み込む。

スッと抜く。

足の動きから感じる、

会話のような、音楽のような、

力とエネルギーの動き、

人と人との力の関係。

描いていて楽しくて、

模写を続けているけれど、

だんだんと模写から変化させて、

筆も自由に動き出した。

まだまだ感じるだけで、

描く技術は技術がないけれど、

楽しさは増している。

描き続けていたら、

足の表情に興味が出てきた。

足って、どうなってる?

自分の足も観察。

触って、動かして、

気がついた事が沢山!!

やさしく関節の位置を確認したり、

ゆっくり、大きく足首を回したり。

足の間を広げたり…。

足の色が赤くなって、

だんだんと足の冷えも良くなって、

毎晩必要だった、湯たんぽが必要なくなり、

足もつらなくなった。

指先は、丸い。

やさしい形。

その足先、で感じる感触が

頭の先まで伝わるのを感じるとなんか落ち着く。

これも感動のひとつ。

目で観て美しいと感じる感性も、

きもちいいいと感じる感覚神経も、

当たり前な感動が、

生きている実感につながる。

動きも、形も、感触も???な私の足。

右足と左足の形のアンバランスは、

感じることが、アンバランスだから?

目で足で、耳でも感じる。

全ての五感で生きて行きたい。

その全ての感動を絵にしたい。

2024-01-30 | Posted in blogNo Comments » 

 

高野山 金剛峯寺 西塔/神秘性が開かれる

「高野山 金剛峯寺 西塔」 410×318mm アクリル画 キャンバス

神秘性、

静かな静かな美しさ。

西塔は凝縮したように

その美しさを内に秘めている。

絶妙なバランス、精密な構造。

描きながら、次々と観えてくる世界が、

それ以上、まだまだ先に、

もっと美しい感動がある事をおしえてくれる。

想像以上の絶対的な美しさ。

私を次の世界へ連れて行ってくれるのは

いつも大きくて深い感動だ。

やっと西塔の絵が完成した。

この絵を描くのを一度やめたのは、

5年ぐらい前だと思っていたが、

娘は、10年ぐらい前ではないかと言う。

思い出せない。

あんなに苦労していたのに、

空も、

今回はさらりと描けた。

何色かの青も、

何種類かの白も、

迷いなく不思議と手が動いた。

美しさの感じ方、見え方は

人それぞれ、

その時々で違う。

この塔の素晴らしさを

20年前の私は気がつけなかった。

観る、という事は、

興味を持つ事だ。

「なんだろう?」

興味を持つことの大切さを

この塔がおしえてくれた。

なんだろう?

興味を持って観る、

興味を持って話を聞く。

相手に近づくことで、

神秘性が開かれる。

人も全てのものも。

存在する全てのものの内側に、

美しいものが隠れているかもしれない。

今、とてもワクワクしている。

有難い。

何かとの比較、相対的ではなく、

絶対的な美しさ、

ひとつひとつの神秘性、

それぞれの個性と役割、

光る何かを見つめ続け、描き続けたい。

2024-01-22 | Posted in blogNo Comments » 

 

高野山 西塔(部分)/畏怖の念を描く

高野山 西塔。

昨日、新たに感動を深める出来事があり、

勇気を出して、

再び、この絵に向かおうと思い立つ。

5年前ぐらい?コロナの前だ。

この絵は、筆が止まり、

描くのをやめていた。

美しい造形や

繊細な装飾の素晴らしさは、

描きながら、

少しづつ鮮明に見えてきた。

描く理由は、

対象に近づきたいから、

もっと感じ、

そのものになりたいから。

素晴らし過ぎる

凄すぎる。

描く度に、

畏怖の念が強くなる。

西塔の創建時、その時代は、

生きることが今よりもっと厳しかった。

どのような願を込めて、

この塔を作ったのか。

猛威を振るう、自然への畏敬の念。

生きている事の、感謝と実感。

これだけのものを作り上げる、

人の思いを想像し、

自分に足りないものを感じた。

足りない、

足りなすぎる。

遠い、

遠すぎる。

急に怖くなった。

それでも、近づこう。

再び描きはじめよう。

昨日は、勇気を頂いた。

思いを受け取り、

前に進む。

2024-01-08 | Posted in blogNo Comments » 

 

やさしい竜が立ち上がる

竜のように、

立ち上がろう。

目標を見続ける、

その目を描きたかった。

絶対に目を離さない。

見つめ続ける目を。

エネルギーの形、

流体としての竜。

有るようでない、

無いようである。

竜巻のように、

周りを巻き込みながら、

立ち上がる。

立ち上がるエネルギーは、

感じることで生まれて来る。

自然の美しさや

生きているものの健気なことに感動し、

理不尽な事に、悲しみ、怒る。

全ての心の動きを

味わうように、

深く受け止めて感じる年にしたい。

どこまで感じ、どこまで受け入れるか。

自分の興味がある事だけに敏感なのは、

不調和を生む。

本当に気をつけないといけない。

周りに興味を持って、

もっと人の心を感じたい。

全身でしっかりと話を聞くようにしたい。

そして、その時、その場、その人に、

やさしく、最適な自分でありたい。

それぞれの場所で、

心にも

やさしい竜が

立ち上がりますように。

2024-01-04 | Posted in blogNo Comments » 

 

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