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「夕立」/雷と雨、風と笑い声

「夕立」アクリル絵の具 545×788mm 1997

不思議と迷いなくさーっと描けた
20年以上も前の絵。

夜のイタリアレストラン、テラス席。
雷と、雨と、風、
驚きと、冷たさと、爽やかさ、
笑い声と雷の音。
絵に描いたので記憶が鮮明の残っている。

涼しい風がサーッと吹いて、
雷が鳴が鳴る。
空が光り、
雨がザーザー降ってきた。

なんだか面白くて
パラソルの下、
ゲラゲラ笑いながらご飯を続けた。
足元にだんだん水が溜まってしまって、
室内へ。

今はもうない、
マイカル本牧の思い出。

雨が降るだけで笑う、
若い日の思い出。

時は経つ、変化する。
「懐かしさ」
心の中のとても良い感触。

昔だけれど、
昔も今の延長線上。
今の一部だと最近思う。

過去の思い出も
今と一緒に変化する。

うれしいことも、
どんな嫌なことも、
意味があったと
今なら言える。

あの時の、雷の中、
あのパラソルの下の自分に伝えたい。
「未来は明るい、大丈夫。」
2021-07-26 | Posted in blogNo Comments » 

 

船の絵/感動の再生


「大原漁港 No.1」アクリル 545×788mm 1997

セツ・モードセミナーで行った、
大原漁港でのスケッチ。
海と船を描くのはとても楽しかった。

友達と民宿に泊まるのも楽しくて。
その気持ちが絵に映り込む。
色と線が踊ってる。


「大原漁港 No.2」アクリル 545×788mm 1997

青空の下、
イーゼルを立てて絵を描く。
太陽の力で絵の具がどんどん乾く。

好きな色、思った色を 次々と気持ちよく塗る。
景色の美しさ、
塗る時の緊張感。

「伝えたい」
感動を強くしないと、
もっと感激しないと伝わらない。
きっと伝わると信じて描く。
絵の色と線から、
何度も感動を再生できるように。
2021-07-24 | Posted in blogNo Comments » 

 

港の景色/感動し続ける

「大原漁港 No.4」アクリル 545×788mm 1997

 

大きい、かっこいい!

 

描くのに必要なのは
感動し続けること、感動できるのはとても幸せなこと。

 

港を歩き、船を眺めながら、あっという間に
時は過ぎる。

 

大原漁港 No.3」アクリル 545×788mm 1997

海が眩しかった。
空も眩しかった。

 

この光を描きたい!

 

光の中には
色が溢れていた

 

港を描いた絵を久しぶりに見て、また船を近くで見たくなり、
港まで行った。

 


福岡市中央区港 、かもめ広場。
やっぱり船はカッコ良かった。

造船所のクレーンもカッコいい。

 

モクモクと立ち登る入道雲、
空に描かれる雲の線の動き。

 

この構図も良い。
頭の中で船の絵を描く。

 

船の機能美、
溢れる色と線。

 

造船所から聞こえてきた
大きな作業をする音と一緒に
目の前に広がる景色を観ながら思う。

 

「みんな生きてる」

 

いつだってそのことに感動する。
 感動し続ける。
2021-07-20 | Posted in blogNo Comments » 

 

元町公園プール/憧れを描く

「元町公園プール」 アクリル  788×545mm 1996

 

爽やかな、水のようになりたい。

 

横浜の元町公園の中にあるプール。
水を囲む、夏の爽やかな世界。暑い中、蚊に刺されながら、
「冷たい水が気持ち良さそう」
そう思いながら描いた絵。

 

20年前に描いた作品だけれど、
今でもあの時の気持ちを
鮮やかに思い出せる。

 

暑くてきついところにいながら、
涼しくて爽やかな世界を描いた。
「きっとこんなに気持ち良いだろう」
という想像力を絵にする。

 

対照的に場所にいると、
憧れも強くなる。

 

憧れを描く。

 

私はいつも憧れを描く。
「良いな」
そう思うものは、
いつだって私の憧れだ。

 

全身で絵に描く対象を感じる。
そうなりたい、近づきたい。
そして、描きながら、なりきる。

 

絵を描くことの楽しさ、
気持ちよさ。
想像力で何にだってなれる。
描くともっとなりきれる。

 

もっと近くへ、
そのものへ。
2021-07-13 | Posted in blogNo Comments » 

 

理想は何か?/美しくやさしい表現

好きなものも、嫌いなものも、
どちらも大切であることを
最近とても感じている。

セツの頃の作品。
5年間勤めていた会社を辞めて、
セツ・モードセミナーに入学した。

セツに入学するきっかけは、
20代後半、ある展覧会で、
「これは違う!」
作品の表現方法を大変不快に思ったから。

その作品の前に立ち止まり、
自分が何故そう思うか考えた。
「美しくない、やさしくない!」
「自分が理想とする、美しくやさしい表現とは何?」
自分が自分に強く疑問を投げかけていた。
モヤモヤとお腹のあたりに何か、
どうしようもないものずっとがあった。

そんな時に、友人が、セツ・モードセミナーに通いはじめていて、
パンフレットを見せてくれた。
その表紙、白黒の、節先生のデッサンを観て、
「キレイな線だ」
と思い、こんな美しい線で描きたい!

就職もしていたし、結婚もしていたけれど迷わず入学を決意。
夜間の部は人気があって、2回続けて、落選(くじ引き)したので、
会社を辞めて、昼の部に入学した。

セツではモデルを前に、その場で絵を完成させ、
そのまま全員の絵を並べる批評会があった。
先生と生徒たちが、絵の感想を述べ合う。
まず、気にしてもらえる絵を描かないと批評もしてもらえない。
自分の絵がどう見られるか。
とても勉強になった。


これはセツに通っていた頃、
横浜に住んでいた家の中を描いた絵。
コタツに入りながら、ゲームをする主人。
臍の緒みたい、と思い、
テレビと繋がるゲームの配線を太く描いた。
壁紙も絨毯も懐かしい。

セツでも、今でも、
美しく、やさしい表現を求め続けている。

違う!これだ!を繰り返しながら。

強い「違う!」を感じたら、
「理想は何か?」
を考える癖をつけた。

違う!が自分の内側を刺激する。
お腹のところの何かが動いて、
私に理想、進む道の先に、
光を射してくれる。

あっちだ!!
2021-07-10 | Posted in blogNo Comments » 

 

石橋文化センター/花のやさしさを伝える

石橋文化センターの庭園へ。
沢山の美しい花々。

いつか描こう!と写真を沢山撮った。
観た感動を写真には撮りきれない。

絵で感動を伝えたい。
美しさやさしさを、描いて伝えたい、届けたい。

楽園だった。本当に世界は美しい、
そして生きてる!
命が漲っている。
そう思うとたまらなくなる。
このたまらなさが、描く原動力だ。

艶々光る、椿の実に感じる生命力。
実る、とはこのような姿だ。
花を咲かせるのも実るため、

その過程の全てが美しい。

私も何かを実らせたい。

遠くから白鳥がスーッとやって来た。

池の縁、すぐ目の前まで。

間近で見ていて思い出した。
昔の記憶。
最初の記憶に近いかも3歳の頃に、白鳥に噛まれている。
あれからずっと白鳥が怖かった。

ジーッとこっちを見て、去って行った。

片足がペロンと外に出てた。
水掻きが、ハッキリと見えて、なんかスゴイ!!と感動。


やはり美しいシルエット。
頭の中で、白鳥の湖のオーケストラの演奏が流れてきた。
間近で見ると逞しかった白鳥も遠くから見ると優雅に見えた。

とってもきれいだよ。

人も動物も、角度と距離でかなり印象が違う。
色々観察しつつ、なるべく良い角度で、
人の良いところも認めて行こう。
2021-07-02 | Posted in blogNo Comments » 

 

「蓮の夢」/心に映り込む姿

「蓮の夢」No.28 アクリル  600×300 キャンバス

 

蓮の立ち姿を
単純な色と線で表現した
「蓮の夢」のシリーズ。

 

色と形が響き合う。

 

「蓮の夢」No.33 アクリル  600×300 キャンバス

 

どこまでも続き
重なる蓮の葉
山並みのように見える。

 

その間から
蓮の花が姿を表す
明るい方へ。

 

「蓮の夢」No.31 アクリル  600×200 キャンバス

 

何度も塗り重ねた下地に
下描きをせずに線を引く。

 

その緊張感
弦楽器のような
線の震え。

 

「蓮の夢」No.29 アクリル  600×200 キャンバス

 

「すっと立つ、バレリーナのよう。」
絵画展でのお客様の感想がとてもうれしかった。

 

蓮の立つ姿が
それぞれの心に映り込みますように。
2021-06-28 | Posted in blogNo Comments » 

 

「蓮の夢」八変幻/組み合わせを楽しみながら生きて行こう

「蓮の夢」八変幻 アクリル Acrylic Paint キャンバス 【額】730×2000

 

健気に 逞しく
真っ直ぐに立つ。
「蓮の夢」のシリーズ。

 

8枚の絵を特注の額に入れた。
絵のサイズに合わせ、
画材屋の東美さんに注文。
枠の黒と、背景の金を自分で塗った。

 

このシリーズを描く時
ギターやバイオリンの
ソロの演奏をよく聴いた。
たまらない気持ちを大切に。

 

蓮の音と、蓮の夢のシリーズがずらりと並ぶ。
この景色を展示の2年前から想像しはじめていた。
舞鶴公園、福岡城址の
お堀に蓮が咲くように、
蓮の花が、咲き続け、広がり続ける。

 


蓮展での展示では、壁に直接掛けていた。
同じ絵でも、隣り合う色、背景の色、
飾る場所の環境で全く雰囲気が変わる。
アクロスでの展示の方が、絵が大きく見えた。
それぞれの色と線が
生かし合う。
組み合わせを楽しみながら生きて行こう。
2021-06-26 | Posted in blogNo Comments » 

 

群青/夜空の黒に青空の青


蓮を描き続けていると、
それぞれの個性をより感じるようになって行く。

夏の初め、まだ葉の少ない場所に、
低く小さく咲く健気な姿。

夏の終わり、葉の生い茂る間から
茎を伸ばし大きな花を咲かせる逞しい姿。

それぞれの環境で、
文句も言わず、必死に咲く。


絵画展「どこからどこへ」の会場。
アクロス福岡メッセージホワイエは、横長のピンクの壁。
そこにどう展示するかを考え、
丸いキャンバスを黒のパネルに貼った。


会場が広かったので、
「蓮の音」と「蓮の夢」
両方ののシリーズを並べ、
全部一緒に観ることができてうれしかった。
色と形が響き合う。


爽やかに、もっと爽やかに、
何度も何度も塗り重ねたコバルトブルー。
目には見えない、重ねる程に出る深み。
コバルトブルーの円の中
白の鮮やかさが際立つ、白はとても強い色だと気がついた。
「白は強い色なんですね」
個展にいらしたお客様からも同じ感想が。
共鳴できたことがとてもうれしい。

漆黒のような黒に。
パネルに黒を何度も塗り重ねた。

青の個性を引き立てる。
色と色。
夜空の黒に青空の青が映える。
2021-06-18 | Posted in blogNo Comments » 

 

白い飾り棚/今のために

アクリル Acrylic Paint 100×150mm  画用紙 2011

 

これは20年前に横浜に住んでいた時の室内の様子。
描いたのは、10年前。
左奥にある白い棚は
今でも我が家で活躍中。

 

その白い棚の整理をした。

 

カエルコーナー。
鳥獣戯画のカエルもはりきってる。

 

この場所に時計があると、
作業中に見やすい。
飾り棚の中のカエルの時計。

 


この器は気に入って実家からもらって来たもの。
青のガラスの器は見ると
昔の記憶が蘇る。

 

レディーボーデンのアイスはいつもこれに入れてくれた。
ぶ厚いガラスの上で
アイスがゆっくりと溶けて行く。
固いところ、溶けたところ
すごく冷たいところ、
あんまり冷たくないところ。
味覚と舌の感触を
美しい器の上で溶けて行く様子と一緒に楽しんだ。

 

マトリューシカと象とダルマ。
こんな組み合わせがとても好き。
多国籍、多様性。
何でも受け入れるこの棚のように、
人の心もこうあれば良いのに。

 

全部出してみる。
なかなかの量。
ここは思い出の品が沢山。

 

お友達の結婚式の引き出物、
海外からのお土産、
民芸品、
大事な人からの頂き物が多い。

 

沢山の思い出。
沢山のストーリー。
良く使うものは取りやすい位置に。
断捨離、と言う言葉はあまり好きではない。
自分の手元に来たものを、
そんな冷たい言葉で手離したくない。

 

なるべく活かす。
そして、役目を終えたものは、
次の場所、違う形に変化する。

 

「ありがとう」

 

整理整頓は、
自分の生活の変化を実感する時でもある。
子供の成長、自分の成長。
過去と未来を思う、
今のために。

 

アクリル絵の具 Acrylic Paint 545×788mm 1996

 

これは、まだセツ・モードセミナーにいた頃の絵。
棚の中も、描き方も懐かしい。
最近は室内の絵を描いてないけれど、
また白い棚の絵を描きたくなってきた。

 

見るだけでうれしい棚。
思いのこもった品々は、
いつも私を励ましてくれる。
2021-06-16 | Posted in blogNo Comments » 

 

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