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堂々と/④描く意味を問いかける

2週間にわたる個展の中で、たくさんの方と出会い、お話をしながら、私はずっと「絵を描く意味」を問い続けていました。

世の中には無数の絵があり、無数の表現があり、そこにはそれぞれ“描く理由”や“役目”があります。
同じ表現がひとつとしてないように、私自身もまた、私の生きる意味としての「描く意味」を探しながら、制作を続けています。


今回の個展を終えて強く実感したこと。
それは──「絵とは、生かされていることを、観てくださる方と実感し合うためのもの」だということでした。

絵は大きなコミュニケーションツール。
自然と対話しながら絵を描き、絵を観てくださる方の心を観じ、その有り難さがまた次の絵を描くエネルギーになっていく。
技術だけで評価されることがあっても、それもまた表現の糧になる。
「私はひとりで描いているのではない」
そのことを深く感じた個展でした。
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✴︎個展は終了いたしました✴︎
「堂々と」
会期:2025年10月20日~26日
会場:アクロス福岡2階 メッセージホワイエ
ー巡回展ー
「堂々と立つ」
会場:7ARTSギャラリー
会期:2025年10月27日~11月2日
堂々と/③絵を通して出会う心

個展が終わって一週間。
撮っていただいた写真や、私自身が会場で撮った写真を見返しながら、
静かに余韻に浸っています。
これから少しずつ、その中からお気に入りの瞬間をご紹介していきます。
7ARTSギャラリーに在廊中、友人が撮ってくれた私の姿。小さいけれど見えますか?
個展では、ギャラリーの前を行き交う多くの方々が、足を止め、
バイクや車の中からも、作品に温かい視線を向けてくださいました。

笑顔で頷いてくださったり、
両手を上げて、丸!、と大きくジェスチャーをされたり、
「素敵!」「すごい!」という声が聞こえてきたり。
そのひとつひとつが胸に響きました。
絵を通じて心を通わせることが、何より嬉しかったです。
本当にありがとうございました。
✴︎個展は終了いたしました✴︎
「堂々と」
会期:2025年10月20日~26日
会場:アクロス福岡2階 メッセージホワイエ
ー巡回展ー
「堂々と立つ」
会場:7ARTSギャラリー
会期:2025年10月27日~11月2日
堂々と/②巡回展の案内 「堂々と立つ」

堂々と立つ人と大樹。その姿に宿る「生きる力」を、鮮やかな色彩で描きました。
自然と人の力強さ、そしてやさしさを、アクリル絵具の豊かな質感と大胆な筆づかいで表現しています。
会場には、太宰府の大樟を描いた私の身長ほどの大作から、銀杏の葉を描いた手のひらに収まる小品まで、様々な技法・サイズの絵画を約20点展示します。
作品を通して、立ち上がる力と、心に灯る光を感じていただければ幸いです。
◆ 巡回展「堂々と立つ」
会期:2025年10月27日(月)~11月2日(日)
会場:7ARTSギャラリー(アパホテル福岡渡辺通駅前 1階/ホテルの入り口からお入りください)
住所:福岡市中央区清川1-10-1
開廊時間:13:00~18:00 (作家在廊:13:00~18:00)
巡回展では本展と同じ作品をご覧いただけますが、ホテル1階のギャラリーは、海外のギャラリーを思わせるようなおしゃれな空間になっており、作品の見え方や印象の違いを楽しんでいただけます。
さらに、大きな作品とは対照的な、手のひらに収まる小品の銀杏の葉の作品も展示いたします。
◆ 本展「堂々と」
会期:2025年10月20日(月)~26日(日)
会場:アクロス福岡 2階 メッセージホワイエ(公共施設、壁面18mの長いロビー空間)
住所:福岡市中央区天神1-1-1
開廊時間:10:00~18:00 ※初日 12:00から / 最終日 18:00まで (作家在廊:13:00~18:00)
本展では、代表作「樟木」の新作をはじめ、18mの長いロビー空間を活かした、伸びやかなスケール感の展示を行います。
Web / SNS
HP:https://maruartworks.com
Instagram:@maruartworks

堂々と/①個展のご案内

このたび絵画展『堂々と』を開催いたします。
これまで「明るく力強く、人と自然を描きたい」という思いで制作を続けてきました。
今回のテーマは 「大樹と人の強さと優しさ」。
アクリル絵の具の豊かな質感と、大胆な筆づかいを生かし、約20点を展示します。
大樹が年を重ね枝葉を広げるように、人もまた成長と成熟を重ねながら理想に近づいていく、その姿を象徴的に表現しました。
ご覧いただく方に、前向きなエネルギーや心を照らす光を少しでもお届けできれば幸いです。
◆ 本展「堂々と」
会期:2025年10月20日(月)~26日(日)
会場:アクロス福岡 2階 メッセージホワイエ(公共施設、壁面18mの長いロビー空間)
住所:福岡市中央区天神1-1-1
開廊時間:10:00~18:00※初日 12:00から / 最終日 16:00まで(作家在廊:13:00~18:00)
本展では、代表作「樟木」の新作をはじめ、18mの長いロビー空間を活かした、伸びやかなスケール感の展示を行います。
◆ 巡回展「堂々と立つ」
会期:2025年10月27日(月)~11月2日(日)
会場:7ARTSギャラリー(アパホテル福岡渡辺通駅前 1階/人通りの多いギャラリー空間)
住所:福岡市中央区清川1-10-1
開廊時間:13:00~18:00 (作家在廊:13:00~18:00)
巡回展では本展と同じ作品をご覧いただけますが、公共施設の広いロビー空間と、ホテル1階のギャラリーという異なる環境で、作品の見え方や印象の違いを楽しんでいただけます。
さらに、大きな作品とは対照的な、手のひらサイズの銀杏の葉の作品も展示いたします。
Web / SNS
HP:https://maruartworks.com
Instagram:@maruartworks

堂々と生きる姿は美しい/個展に向けて

根付く覚悟
成長する勇気
調和するやさしさを
千五百年の大樟が静かに教えてくれる。
樹齢1500年を超える太宰府の大樟。
自然と調和しながら成長を続けるその姿は、
周囲に安らぎと豊かさをもたらしている。

春夏秋冬をめぐりながら、
常に緑を保ち、花を咲かせ、実を結び、
葉を茂らせ、やがて落とす。
その循環は、自然と生命力の象徴である。
堂々と立ち続ける姿から、勇気とやる気をもらい、
夢中で描き上げた作品。
この作品は、144cm四方、私の身長ほどの大きさ。
目の前に立つと、まるで大樟がそこに静かに立っているかのような迫力を感じる。

大地に根付く覚悟、
地中へ深く広がる根の心意気、
上へ伸びる勇気、
風に身をまかせる柔軟さ、
そして周りと調和するやさしさ。
その姿に、本当の成熟とは何かを問いかけながら、
脈打つような枝、たくましい幹の生命力を見つめ、
たまらない気持ちで一枚一枚の葉を描いた。
堂々と生きる姿は美しい。
【作品情報】
タイトル:成長(変化)−太宰府の大樟−
画材:アクリル絵具
素材:キャンバス
サイズ:1,455mm×1,455mm(S80号)
制作年:2025
絵画展「堂々と」
会期:2025年10月20日(月)~26日(日)
会場:アクロス福岡 2階 メッセージホワイエ
(福岡市中央区天神1-1-1)
時間:10:00~18:00
※初日 12:00 開廊 / 最終日 18:00 閉廊
※作家在廊:13:00~18:00
大樹と人。優しさと強さを描いたアクリル画を、約20点展示します。
巡回展「堂々と立つ」 ※アクロス展示作品より一部出展
会場:7ARTSギャラリー
(アパホテル福岡渡辺通駅前 1階/福岡市中央区清川1-10-1)
期間:2025年10月27日(月)~11月2日(日)
時間:13:00~18:00

Instagramでも作品を紹介してます。
#maruartworks → https://www.instagram.com/maruartworks
彼岸花/待つ人でありたい

山の上
坂道の途中
海を背にして
立つ 彼岸花
毎年、ちゃんと彼岸の頃に咲く
花々がおしえてくれる
「時を待ち 人を待つ」
タイミングの良い人になりたい。
やるべきことをその時に
私はいつも理想を描く

毎年同じ場所で
白い彼岸花に出会う
今年も会えた
凛とした美しさに
感動しながら
巡る季節
自然の流れの中で生きていること
生かされていることを実感する
繰り返す命の中で
今の自分がある
彼岸花の立つ姿に
理想の自分を観る

待つ人でありたい
人にできることは少ない
思いを添えて
待ち続け
タイミングよく
そばにいたい
彼岸花のように
「また会えた」と
そばにいて
ホッとしてもらえる人になりたい
ー作品説明ー
「彼岸花」
* 画材:アクリル絵の具
* 素材:キャンバス
* 原画サイズ:227×158×3mm
* 額縁サイズ:290×381×27.5㎜
* 制作年:2011年
「花−心の動き−」シリーズの一枚です
◉原画のご購入はこちら
BASEにて販売中です→maruartworks.base.shop
Instagramでも作品を紹介してます↓
#maruartworks → https://www.instagram.com/maruartworks


「花−心の動き−」
ただまっすぐに明るい方へ よろこんで咲き、命を繋ぐ。
その心が美しいから、花はとても美しい。
見る方向を間違えず、花の心はどこまでも伸びて行く。
青い栗/感じて描く
夏の暑さを
私たちと一緒に乗り越えた青い栗。

成長する姿を見て。
青い棘の美しさを描きたかった。

全身で季節を感じ、
その実を大きく育てていく。

感じて育てる。
生きることで大切なことは、
感じること。
青い栗がおしえてくれる。
やさしさはー
相手の心を感じること。
健康もー
自然や自分の体を感じること。
幸せもー
生きてること、
生かされていることを感じること。
一瞬一瞬を感じ、
その積み重ねが絵となっていく。

青い栗の棘は柔らかくしなやかだ。
青い栗の棘の先のような触覚を
すこし丸めて やさしくして
しなやかに世界のすべてを
全身で感じて描いていきたい。
―作品情報―
「青い栗」
・画材:色鉛筆
・素材:水彩紙
・サイズ:100mm(正円)×15mm
額 287×378mm
・制作年:2010年
ー作品についてー
丸窓の中に、四季の花を描く「丸の中の花」のシリーズ作品の中の一枚です。
まだ成長途中の青い栗。日差しを受けて成長する姿を「かわいい」と思いながら描きました。
根を張り生きる植物のエネルギーをいただいて生きてきた私達。
栗への感謝も忘れない。

―丸の中の花 作品コンセプト―
丸窓の中にそっと咲く花々の世界
季節の移ろいを知らせながら、
見る人の心に、やさしく寄り添う
ーーー
Instagramでも作品を紹介してます。
#maruartworks → https://www.instagram.com/maruartworks
柘榴/思いは光となって受け継がれる

ー柘榴と「今」ー
柘榴を描いた。
若い実、熟した実、弾けた実。
ひとつの枝に並ぶその姿は、
命の移ろいを静かに語る。
熟した実が、やがて弾け、
次の世代へと種を渡す。
その繰り返しのなかに、
私たちは「今」を生きている。
与えられた「今」は、
先祖から受け継いだ
奇跡のような恵み。

ーお盆に思うことー
お盆、そして終戦記念日。
昨夜は考えていた。
「今を生きる」とは何か。
感謝が足りない。
私は恵まれすぎている。
この瞬間を本気で
「有難い」と思うこと。
それこそが 「今を生きる」ことだ。
ー両親の記憶ー
終戦記念日になると、
両親との会話を思い出す。
小学三年の夏休み。
宿題で両親に戦争体験を尋ねた。
「何があったの?」
その問いに、両親は目を合わせず、
黙った。
暗い影のような沈黙。
私はそれ以上、言葉を続けられなかった。
あれから幾十年。
三年前、父は語った。
「燃える我が家を、
祖母の隣でただ立ち尽くして見ていた」
そして先月。
父と母、ふたりから並んで聞いた戦争の記憶。
ー小学生だったふたりー
昭和七年生まれ。
同級生だった父と母。
六年生のころ。
父は先頭、母は最後尾に立ち、
五十人の小学生を引率して歩いた。
ある日、米軍の飛行機が降りてきた。
母のすぐそばに弾が落ちた。
「バババババ」
その音を、ふたりは今も再現する。
「機銃掃射、あれは子供を驚かすために落とした。
あれでは死なない。」
「それより怖かったのは不発弾。
戦争が終わってからも、
友達が三人亡くなった。」
七十年を越えてもなお、
父の声には怒りを込めた強さがあり、
母は深く頷いていた。
「あれが日常だったんだよ。
怖いというより、
大人も子供も興奮のなかにいた。」
「ウクライナの子供たちも
同じなのだろうか。」
父の声が心に残る。
ー祈りー
戦争を生き抜いた、
両親の記憶を受け継いで
私は祈る。
世界中が平和でありますように。
思いは光となって受け継がれる。
私は絵を描き続ける。 ひとつひとつの絵に、 願いを込めながら。
ー作品説明ー
「柘榴」
* 画材:アクリル絵の具
* 素材:キャンバス
* 原画サイズ:227×158×3mm
* 額縁サイズ:290×381×27.5㎜
* 制作年:2011年
▶︎ BASEにて販売中です
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ーーー
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8月の蓮たち/maruuの夏の蓮の取材記録

蓮の取材に行ってきました。

福岡大濠公園にて。

とても暑い日でしたが、 お堀いっぱいに咲いた蓮たちは、背を高く伸ばし、
風に揺れる大きな葉や、力強く咲く花、 そのそばにある枯れた葉の姿までもが美しく感じられました。


蕾は静かに、光を待っているようで、 青空と葉の緑とのコントラストが本当に見事でした。

暑さの中でも、 その風景に元気をもらうような、不思議な時間でした。
絵のモチーフとしていつも描いている蓮。生きている姿に、あらためて刺激を受けました。
ーーー

私は蓮を通して
みんなでよろこんで生きることを
願い 伝えたい
– maruu
📷 リールにも短くまとめてみました ↓
#maruartworks → https://www.instagram.com/maruartworks
Cycle − 「循環する美しさ 2025」に参加します|6/9〜14

このたび、グループ展「Cycle -循環する美しさ- 2025」に参加させていただくことになりました。
自然の中で静かに、しかし力強く循環し続ける命の営み。
今回の展示では、そんな“生命の循環”をテーマに、10名の作家がそれぞれの視点から表現を試みます。
展示概要
会期:2025年6月9日(月)〜14日(土)
時間:11:00〜18:00(最終日は16:00まで)
maruuは12・13・14日の12時から在廊します
会場:GALLERY AND LINKS 81
所在地:東京都中央区銀座1-22-12 藤和銀座一丁目ビル6F
アクセス:新富町駅・東銀座駅
ギャラリーWebサイト:https://galleryandlinks81.jp/
出展作家:
井上奈保子|伊勢郁子|上野ゆかり|岡孝敏|加藤詩温|菊池純代|竹内壽美子|手嶋智美|中村利子|maruu
昨年の秋、SNSを通じてギャラリーの方から展示のお誘いをいただきました。
ちょうどその頃から描き始めていた「大銀杏」のシリーズが、今回の展示テーマと共通していると感じ、参加を決めました。
出展作品には、「目覚めながら成長し、変化していく」という願いを込めています。
描くたびに、世界が少しずつ明るくなっていくように感じました。
今は、自由に、楽しく、色をのびのびと使いながら制作しています。

「目覚める大銀杏」制作中 アクリル 727×530mm (P20)
描きながら目覚めていく。
目覚めながら描く。
世界は、こんなにも美しかった。
描くほどに、世界は明るくなっていく。
そして、伝えたくなる。
絵で、目覚めとよろこびを届けたい。
グループ展のタイトルにもある「循環する美しさ」とは、私にとっては命が目覚め続けるその瞬間の美しさ。
その輝きを見つめ、キャンバスに刻みたいと思いました。
この展示を、何か新しく始めたい人、前を向きたい人に見てほしいと願っています。
どんな色も受け入れてくれるキャンバスと向き合いながら、開放感と爽やかさに満ちた世界を表現したいと感じています。
命が目覚める瞬間の輝きが、観てくださる方の心に届きますように。
絵を通して、命がよろこび合い、たたえ合う姿を、そして広く澄んだ空気に包まれる感覚を感じていただけたら幸いです。
皆さまのご来場を心よりお待ちしております。






