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Fukuoka Wall Art Projectに入賞しました/「縁起」

「縁起」えんき H530mm×W727mm アクリル キャンバス

 

Fukuoka Wall Art Projectに入賞しました!

 

福岡城址の蓮を題材に、世の中が、人々がおだやかになるように願いながら描いた作品です。

 

「アートフェアアジア福岡2021」にて受賞作品の展示・販売をします。
ART FAIR ASIA FUKUOKA は全国から45のギャラリーが福岡に集結します。見応えたっぷりのアートの見本市です。
その一角にmaruuの絵も展示させて頂きます。
入場料無料です。ぜひ多くの皆様に観ていただきたいです。

 

「アートフェアアジア福岡2021」
※全国45のギャラリー参加は22〜26日です

 

「Fukuoka Wall Art Project」
会期:9 ⽉15 ⽇(⽔)~9 ⽉28 ⽇(⽕)
会場:博多阪急7 階
ステージ7−2
10:00-20:00 最終日18:00終了 入場無料

 

Fukuoka Wall Art Projectの特設サイト↓

 

FUKUOKA WALL ART PROJECT

 

アジアの拠点として、新たな空間と雇用を創出する「天神ビッグバン」
博多駅の活力と賑わいをさらに周辺につなげていく「博多コネクティッド」

 

福岡のまちをさらに進化させるべく進行中の2つのプロジェクトで、
まちなかに生まれた仮囲いにアートをーFukuoka Wall Art Projectは、
新型コロナウィルス感染症の影響で
作品の発表・販売の機会が減少している美術分野のアーティストに、
まちなかでの仮囲いを発表の場として提供し、
また作品を展示・販売する機会をつくることで、
多くの人にアートの素晴らしさを知ってもらい、
アーティストのさらなる活躍につなげてほしい、という思いから生まれました。

 

応募作品の中から選ばれた受賞作品は、今後福岡のまちなかに掲出され、まちを彩ります。

 

アート作品を見たり
展示を写真におさめたり
お気に入りの作品を買ったり
アートの話を友人としたり

 

アートをきっかけに、
もっとまちの賑わいを図ることができたら。
気持ちが解放されたら。新しい何かが生まれたら。

 

Fukuoka Wall Art Projectでは、福岡のまちにアートがあふれ、
アーティストがまちとともに生きていく、
そんな景色を一緒につくっていきたいと思っています。

 

2021-09-11 | Posted in blogNo Comments » 

 

ねじれ松/真っ直ぐでなくてもいい

「ねじれ松」  アクリル 水彩色鉛筆 150×260mm  2012

龍のようだ。
松を見て思った。木の皮が鱗のよう。
この絵を描いた頃は体調が悪く、思うように動けない時だった。

自分の内側のエネルギーと、体のバランスがとても悪く苦しかった。
内側のエネルギーを描こうと思った。
描きながら、今は力を溜め 、狙いを定める時だと気がついた。
耐えよう、伸びよう、力を込めよう。

海辺の松 アクリル 120×270mm 2012

海辺の松。
広げる腕に守られるように咲く赤い花。

雨が降り続いていた。山にも海にも。
松に守られる赤い花のように、何かに守られながら、今、ここにいる。
怖いけれど、心配だけれど、どうにかみんな無事でありますように。

きっといつか晴れて、海から爽やかな風が吹く。

いつもの散歩コース、防塁には松が沢山生えている。
歴史を感じる、高い松、太い松。

どの松も生え方、鱗、動きが個性的。
いつか描こうと思っている松もいっぱいある。

斜めになりながらも高く伸びる。
真っ直ぐでなくてもいい。
上を目指そう!
2021-08-23 | Posted in blogNo Comments » 

 

大きな作品の撮影/ひとつひとつ楽しみながら

大きな作品の撮影に大変苦労している。
まだまだ試行錯誤中。

特に金や黒を使った作品は反射して難しい。
難しいけれど、撮影の仕方、
光の具合によって変わる絵の表情も楽しめる。

白を際立たせるためには明るさが必要。
明る過ぎても色が飛んでしまう。
晴れた日は、
窓際に半透明のシャワーカーテンをかけて撮影。

本当は、丁度良い感じの天気の時に撮影ができれば良いけれど、
締め切り直前まで描いている事が多いので、
光に合わせて工夫が必要。

これは、上と同じ作品を、
晴れている時に、窓から少し離れた場所、
作品の手前に反射板(百均の天ぷらガード)を置いて
太陽を作品に反射させて撮影したもの。
金が光ってる。
一眼レフカメラで撮影。

横からの光のものも撮影しておく。
金の光にグラデーションが出て、
幹の色も黒く、グッと重厚感がある。

雲の金を光らせたかったので、窓際で撮影。
80号の作品は家具があって、ギリギリ。

脚立に乗って、スマホを使い自撮り棒で。
沢山撮影して、平行に撮れているものを選んだ。
(百均のリモコンシャッターはとても便利。)

上下逆にして下から光を太陽を当てるとまた表情が違う。
撮影の苦労はまだまだ続く。
工夫しながら上達したいけれど、
いつかプロの方にお願いできるようになりたい!

ここ数年、制作と撮影をバタバタと繰り返し、
整理されていない作品画像が5000枚ほどの写真がまだある。
毎日、20分ずつ、分類作業中。
制作以外の事務的な作業もとても大切。
ひとつひとつ、不器用だけど、
自分の成長を楽しみながらやって行きたい。
2021-08-16 | Posted in blog2 Comments » 

 

降り立った猫/冷静に今を感じながら

「降り立った猫」アクリル  100×150mm 2010 水彩紙

木から飛び降りる猫。

これから始まる事と、今でやって来た事、
未来と、過去の間に立ちながら、
「行くぞ!」という思いで描いた絵。

分かってもらえるかな?と思ったけれど、
この絵を、気に入って、購入して下さる方がいらした。

ありがとうございます。

かわいいだけではない猫の姿。
その動きからもらえるエネルギーを
これからも描き続けて行きたい。

数ヶ月前から作品を見返し、
過去の大量の写真の整理している。
描くことに熱中し、
事務的な事が疎かになっていた。

溜めてしまった。

やっと描きながら事務的なことも進めていくリズムが
少しづつ分かってきた。
まだまだ工夫が必要。

続けるためのリズム。

「行くぞ!」
というやる気と一緒に、
冷静さを身につけたい。

10年前には思わなかったこと。

降り立った猫の鋭い目。
冷静に今を感じながら
しっかりと前を向いて進みたい。
2021-08-09 | Posted in blogNo Comments » 

 

神宮外苑/絵を通じて、きっと光は届く

「神宮外苑」320×407㎜ アクリル 水彩紙 2010

黄色に染まる神宮外苑、銀杏並木。
とても好きな景色で、
東京に住んでいる時は毎年見にいっていた。

 

10年前の作品。
過去の作品を整理整頓しながら、
描いた時の気持ちを思い出す。

 

この場所は何度も絵に描いていた。
久しぶりに買ったアクリル絵の具のセット。
全部の色が使いたくて、
いろんな色を使って描いた。

 

描くのがうれしくてしょうがない。
描いた時の気持ちが蘇る。

 

この絵は10年前の個展でご購入頂いた作品。
活躍しているだろうか?

 

絵のある場所にいる方が、この大変な時に、
無事に、明るく過ごされているように願う。
絵を観て、
少しでも心が明るくなってもらえればうれしい。

私には観るたびに心が明るくなる絵があった。

古い古い一枚の絵。
これは私が生まれた時から実家にある絵。
影響を受けているのが分かる。

 

道の先にある、
ステンドグラスのある教会。

 

記憶にある時から好きな絵。
観るとなんとなく、
ワクワクした気持ちになっていた。

 

道の先には何があるのか、
突き当たりは曲がれるのか?
そんなことを想像していた。
この絵にどれだけ励まされただろうか。

 

絵を通じて、きっと光は届く。
2021-08-02 | Posted in blogNo Comments » 

 

「夕立」/雷と雨、風と笑い声

「夕立」アクリル絵の具 545×788mm 1997

不思議と迷いなくさーっと描けた
20年以上も前の絵。

夜のイタリアレストラン、テラス席。
雷と、雨と、風、
驚きと、冷たさと、爽やかさ、
笑い声と雷の音。
絵に描いたので記憶が鮮明の残っている。

涼しい風がサーッと吹いて、
雷が鳴が鳴る。
空が光り、
雨がザーザー降ってきた。

なんだか面白くて
パラソルの下、
ゲラゲラ笑いながらご飯を続けた。
足元にだんだん水が溜まってしまって、
室内へ。

今はもうない、
マイカル本牧の思い出。

雨が降るだけで笑う、
若い日の思い出。

時は経つ、変化する。
「懐かしさ」
心の中のとても良い感触。

昔だけれど、
昔も今の延長線上。
今の一部だと最近思う。

過去の思い出も
今と一緒に変化する。

うれしいことも、
どんな嫌なことも、
意味があったと
今なら言える。

あの時の、雷の中、
あのパラソルの下の自分に伝えたい。
「未来は明るい、大丈夫。」
2021-07-26 | Posted in blogNo Comments » 

 

船の絵/感動の再生


「大原漁港 No.1」アクリル 545×788mm 1997

セツ・モードセミナーで行った、
大原漁港でのスケッチ。
海と船を描くのはとても楽しかった。

友達と民宿に泊まるのも楽しくて。
その気持ちが絵に映り込む。
色と線が踊ってる。


「大原漁港 No.2」アクリル 545×788mm 1997

青空の下、
イーゼルを立てて絵を描く。
太陽の力で絵の具がどんどん乾く。

好きな色、思った色を 次々と気持ちよく塗る。
景色の美しさ、
塗る時の緊張感。

「伝えたい」
感動を強くしないと、
もっと感激しないと伝わらない。
きっと伝わると信じて描く。
絵の色と線から、
何度も感動を再生できるように。
2021-07-24 | Posted in blogNo Comments » 

 

港の景色/感動し続ける

「大原漁港 No.4」アクリル 545×788mm 1997

 

大きい、かっこいい!

 

描くのに必要なのは
感動し続けること、感動できるのはとても幸せなこと。

 

港を歩き、船を眺めながら、あっという間に
時は過ぎる。

 

大原漁港 No.3」アクリル 545×788mm 1997

海が眩しかった。
空も眩しかった。

 

この光を描きたい!

 

光の中には
色が溢れていた

 

港を描いた絵を久しぶりに見て、また船を近くで見たくなり、
港まで行った。

 


福岡市中央区港 、かもめ広場。
やっぱり船はカッコ良かった。

造船所のクレーンもカッコいい。

 

モクモクと立ち登る入道雲、
空に描かれる雲の線の動き。

 

この構図も良い。
頭の中で船の絵を描く。

 

船の機能美、
溢れる色と線。

 

造船所から聞こえてきた
大きな作業をする音と一緒に
目の前に広がる景色を観ながら思う。

 

「みんな生きてる」

 

いつだってそのことに感動する。
 感動し続ける。
2021-07-20 | Posted in blogNo Comments » 

 

元町公園プール/憧れを描く

「元町公園プール」 アクリル  788×545mm 1996

 

爽やかな、水のようになりたい。

 

横浜の元町公園の中にあるプール。
水を囲む、夏の爽やかな世界。暑い中、蚊に刺されながら、
「冷たい水が気持ち良さそう」
そう思いながら描いた絵。

 

20年前に描いた作品だけれど、
今でもあの時の気持ちを
鮮やかに思い出せる。

 

暑くてきついところにいながら、
涼しくて爽やかな世界を描いた。
「きっとこんなに気持ち良いだろう」
という想像力を絵にする。

 

対照的に場所にいると、
憧れも強くなる。

 

憧れを描く。

 

私はいつも憧れを描く。
「良いな」
そう思うものは、
いつだって私の憧れだ。

 

全身で絵に描く対象を感じる。
そうなりたい、近づきたい。
そして、描きながら、なりきる。

 

絵を描くことの楽しさ、
気持ちよさ。
想像力で何にだってなれる。
描くともっとなりきれる。

 

もっと近くへ、
そのものへ。
2021-07-13 | Posted in blogNo Comments » 

 

理想は何か?/美しくやさしい表現

好きなものも、嫌いなものも、
どちらも大切であることを
最近とても感じている。

セツの頃の作品。
5年間勤めていた会社を辞めて、
セツ・モードセミナーに入学した。

セツに入学するきっかけは、
20代後半、ある展覧会で、
「これは違う!」
作品の表現方法を大変不快に思ったから。

その作品の前に立ち止まり、
自分が何故そう思うか考えた。
「美しくない、やさしくない!」
「自分が理想とする、美しくやさしい表現とは何?」
自分が自分に強く疑問を投げかけていた。
モヤモヤとお腹のあたりに何か、
どうしようもないものずっとがあった。

そんな時に、友人が、セツ・モードセミナーに通いはじめていて、
パンフレットを見せてくれた。
その表紙、白黒の、節先生のデッサンを観て、
「キレイな線だ」
と思い、こんな美しい線で描きたい!

就職もしていたし、結婚もしていたけれど迷わず入学を決意。
夜間の部は人気があって、2回続けて、落選(くじ引き)したので、
会社を辞めて、昼の部に入学した。

セツではモデルを前に、その場で絵を完成させ、
そのまま全員の絵を並べる批評会があった。
先生と生徒たちが、絵の感想を述べ合う。
まず、気にしてもらえる絵を描かないと批評もしてもらえない。
自分の絵がどう見られるか。
とても勉強になった。


これはセツに通っていた頃、
横浜に住んでいた家の中を描いた絵。
コタツに入りながら、ゲームをする主人。
臍の緒みたい、と思い、
テレビと繋がるゲームの配線を太く描いた。
壁紙も絨毯も懐かしい。

セツでも、今でも、
美しく、やさしい表現を求め続けている。

違う!これだ!を繰り返しながら。

強い「違う!」を感じたら、
「理想は何か?」
を考える癖をつけた。

違う!が自分の内側を刺激する。
お腹のところの何かが動いて、
私に理想、進む道の先に、
光を射してくれる。

あっちだ!!
2021-07-10 | Posted in blogNo Comments » 

 

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