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「大濠の蓮」no.35 /蓮に導かれる

「大濠の蓮」 no.35

2ヶ月ほど前から蓮の絵を構図や色を思うままに。

蓮に導かれて、
葉書サイズに何枚も描いた。
全部で70枚ぐらいになった。

 

葉書サイズの絵を無印の葉書用のファイルにまとめた。
あらためて眺めてみる。
良いところ(グッーっと前に浮き出て見える)
悪いところが分かる。

 

「大濠の蓮」 no.36

 

葉書サイズの絵は自分で撮った写真を観ながら描いた。
こんどは自分の描いた絵も観ながら、
変形のキャンバスにアクリルで描く。

 

鶴亭や若冲のような、
縦長の連作にしたい。

 

これ、と思う色をしっかりと塗り、
すーっと線を引く。

 

「大濠の蓮」 no.31

 

何枚も描き続けながら、
不安になったり、迷ったり。
それでも描いてみて、やってみて分かる事は沢山ある。

 

描く構図に悩んでいたが、
観えてきた。
体が軽くなってきた。

 

昨日は描く絵が観えず、
珍しく落ち込んでいた。
描きたくなくなると、
全てが嫌になる。
でも、浮き上がる前の落ち込みだ!
と思うようにしてた。

 

実力はまだまだだけれども、
描き続けよう。

 

絵も、自分も
毎日、一瞬一瞬、
理想に少しでも近づきたい。
2020-08-12 | Posted in blogNo Comments » 

 

「蓮の夢」no.2 /感動を再生しながら

「蓮の夢」no.2

「蓮の夢」。
新しいシリーズを描きはじめた。
日々の不安を忘れ、引き込まれるような絵にしたい。

「蓮の夢」no.6

このコロナの不安でモヤモヤとなっている世の中で、
「感動」だけが生きてる実感になっていくと思う。

蓮の写真を10年ほどで700枚ぐらい撮ってきた。
その中から300枚ほどをプリントし、
グッと感じた感触を何度も再生しながら描き続けている。
再生すること能力と、それを絵にして伝える力をつけて行きたい。

「蓮の夢」no.5

不安がエネルギーに変わった。

コロナのおかげで、
描きたい!
伝えたい!
エネルギーが満タンになった。

感じて→描く→発信する。
50歳を過ぎているけれど、
今からだ。

2020-08-04 | Posted in blogNo Comments » 

 

「大濠の蓮」no.24 /混沌の中で

「大濠の蓮」no.24

なんて世界は大きいのだろう。
小さな絵だけれど、切り取った一部分の世界だけど、
描いて思う。‬

‪今は何でも画面に収まり過ぎてる。‬
‪背中を丸めて世の中を見てる。‬

‪空を仰ぎ観て
空のとてつもない広さをちゃんと感じてるだろうか。‬

‪本当の大きさと素晴らしさを感じる感性を持つために、
もっと描き続けないと。‬

「大濠の蓮」no.21

これでいいのか?
描きながら問い続ける。

グッと自分の芯に感じたことを
とらえて描く。

広く浅くではなく、
深く強く通じる絵を描きたい。

 

「大濠の蓮」no.24

泥水の中を突き抜けて。

泥水は混沌とした世の中のよう。
色々なものが雑多に、本来の役目を果たせずただ混ざり合う。
蓮はその中から、自分らしく花を咲かせる。

混沌。
これもきっと役に立つ。
しっかり見詰めて、感じて栄養にしていこう。

2020-07-27 | Posted in blogNo Comments » 

 

「大濠の蓮」no.10/泥の中から突き抜けて

「大濠の蓮」no.10

墨で描いた蓮。
観たままを
感じたままに。

10年ほど前から描いていた絵が完成し、
次へ!
という気持の朝。

続けてきた運動のおかげで体力もついてきた。
さあ、これからだ。

自分らしい色、
自分らしい線。

描き続けて見つけたい。

「大濠の蓮」no.9

自粛中に仕上げた絵のおかげで
見えてきたものがある。

単純に
美しいものは美しい。

感動しながら絵を描こう。

感動し、心に映る世界は
きっと誰かの心にも届くはず。

今は暗く不安な世の中だけれど、
蓮のように、
泥の中から突き抜けて、
パッと輝く絵を描きたい。

2020-07-16 | Posted in blogNo Comments » 

 

「大濠の蓮」no.1/描きながら研ぎ澄まされて行きたい

鉛筆で描いた蓮の絵。
単純な線で、
色を感じてもらえる絵を描きたい。

 

持っている蓮の写真の整理をした。
観ながら、
グッときて描きたくなった。
鉛筆で描いたり、
墨で描いたり。

 

鉛筆の単純な線が気に入った。

 

持ってるものは、
素材でも、
画材でも、
才能でも、
何でも生かさないと。

 

描きたい時に、
描きたい素材で
パッと描けるように、
家の整理整頓に熱中しながら、
蓮を描く日々。

 

持ってないものより、
持っているものと
真剣に向き合う。

 

しまい込んだり、
目の前にあるのを
見ないようにする事が多すぎる。
物も、心も。

 

活用する。
生かす。

 

何かに向き合うのは大切な事だ。

 

描いていると、
自分の内面も家の中の整理整頓みたいに、
無駄なものがなくなって行く。
必要なのだけを残す作業。

 

「精進」
描きながら研ぎ澄まされて行きたい。

 

2020-06-29 | Posted in blogNo Comments » 

 

「蓮の音」左隻(80号)/福岡市美術展に入選

広がりながら成長する蓮は、人々がよろこび合う姿を表してます。
強い香りを放ちながら堀の中で密度を上げながら広がる蓮の花。満ち溢れたエネルギーが音となって心に響いてきました。

こんな時期なのでなかなか観ていただけないと思いますが、
今日から福岡市美術展で展示されます。

第51回(令和元年度)福岡市美術展
前期 3月31日(火)〜4月5日(日)
福岡市美術館
開館時間 午前9時30分~午後5時30分

展示されるのは左隻です。
背景の金色は光によって色が変わり撮影が難しい。

原画を観ていただきたいので、
来年の3月の個展に展示したいと思ってます。
またご案内させてもらいます。

2020-03-31 | Posted in blogNo Comments » 

 

「蓮の音」(80号)完成!/実感する何か

80号が完成した。
大きな絵を描くのはとても楽しかった。

描きながら、モネ、ゴッホ、ジャコメッティを思い出し。
最後はクレーの絵のように、グッと感じるものを描きたいと
自分の中の芯に、触れながら描いた。

背景は何度も何度も7回ぐらい塗り重ねた。
冬、暖房をつけなくても汗をかく作業。

六畳の寝室に80号2枚を広げる。
寝室にもアトリエにもなる和室。
下に敷いているのは百均のシャワーカーテン。
水に強く、軽くて扱いやすい。

全体のバランスを見ながら、
花を減らし、蕾を増やした。

この中にはあの音も、あの海も、あの山も描きこまれてる。
花に色を入れる仕上げの作業は前日から緊張した。


新しいサイン。

ひとつの絵を描き終えると
少しさびしい気持ちになる。
急に何をして良いか分からなくなった。

新型肺炎のことで不安な気持ちにもなる。
トイレットペーパーも足りるのか?
不安になるたびに、
生きていることを確認しよう。
今、生きている。
実感する何かがある。
感じているから、描こう。

やるべきことはきちんとやって、
さあ次へ進もう。
描こう。
2020-03-20 | Posted in blogNo Comments » 

 

「蓮の音」右隻(20号)/天神のひよこギャラリーにて3/17~22まで展示中

「蓮の音」右隻(20号)
〔画材〕アクリル絵の具 Acrylic Paint
〔サイズ〕530×727
〔素材〕キャンバス

この一枚だけですが、
3/17~22まで、天神のひよこギャラリーに展示されます。

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右隻は人生の後半、
体調を崩していた頃も思い出し、
キューっと胸が苦しくなった。

きつかったけれども、おかげで今がある。
そして、これからどう生きるか。
人生をどう終わらせるか。
感じながら、考えながら描いた。
左隻は人生の前半、
若い時代を思い出した。
描いて、遊んで、勢いがあった。
不安で満たされず、
どこに向かっているのか分からず、
気持ちはいつも暗かった。
懐かしい。
そして恥ずかしい。

拡散し、凝縮しながら響きあう。
蓮の姿、人生。

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作品展についてはこちらをご覧ください。
「第三回女性ゆめ育芸術祭」
http://www.hiyoko.co.jp/news/letter/event/38944

2020-03-17 | Posted in blogNo Comments » 

 

「蓮の音」(80号)/30年ぶりの80号

80号を描き始めた。
観察を続けた蓮の群像。

これぐらい大きなサイズは30年ぶり。

描く前は大変そう、と思ったけれど、描いてみたら気持ち良い!

 

筆を大きく動かして体を使う。
疲れるけれど爽快。

 

寝室にしている和室で作業。
背景は金のジェッソで。

 

新しく買ったNAMURAの筆は、
滑らかで描きながらとても気持ち良い。
塗面も繊細やわらかい雰囲気。

 


最近のお気に入りは。ホルベインのボトルから色を補充できるマーカー。
下書きや気になった時にささっと当たりをつけるのにとても便利。
使い方には少しコツがいる。
色によって粘度に差があるので、
混ぜる時に振るだけではなくて、
棒を入れてかき混ぜる必要があるものも。
そして、混ぜすぎると泡が立ち過ぎて溢れてくるから注意が必要。
ボトルからマーカーに移す作業は、
まだ慣れず、
マーカーは中の量が分かりにくい。
中を見るために内蓋を開ける際
手を汚すのでどうにかしたい。

とにかく 描く環境、描ける体力があることに感謝。
描きながら悩むけれど、
悩むことも含めて、
絵を描ける事がうれしくてしょうがない。

30年前には感じなかったうれしさ。
描くよろこびを増やすための30年。
本当に色々な事があった。
ひとつひとつが有難い。
2020-02-09 | Posted in blogNo Comments » 

 

「松に登る鼠」/ねずみはこれから何をするのか

「松に登る鼠」

縦の構図に
高い松と小さな鼠。
松の大きさ、

側面にも彩色。
横から見ると、松が立体的に。

光が当たると、
黒が際立ち、
ねずみも金色にキラリと光る。

この絵も撮影が難しかった。
色と構図による、
視点の移動、
光の効果。
原画を観てもらいたい。

同じサイズで十二支を描いて、
ずらりと並べる。
12年後に完成する作品。

本物の松の格好良さ。
自然にはかなわないが
少しでも近づきたい。

もっと感じよう、
松の葉ひとつひとつにたまらない気持ちになろう。

30年ぶりに大きな作品も描き始めた。
久しぶりの貼りキャンバスの感触がたまらない。
もう50歳を過ぎたけれど、
これからだ!
と思ってる。

うれしさを感じて増やして行く。
それを伝えて、もっともっと増やして行く。
ねずみのようにどんどんどんどん。

松の樹皮を食べて、
ねずみはこれから何をするのか。
2020-01-09 | Posted in blogNo Comments » 

 

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