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「蓮の音」(80号)完成!/実感する何か

80号が完成した。
大きな絵を描くのはとても楽しかった。

描きながら、モネ、ゴッホ、ジャコメッティを思い出し。
最後はクレーの絵のように、グッと感じるものを描きたいと
自分の中の芯に、触れながら描いた。

背景は何度も何度も7回ぐらい塗り重ねた。
冬、暖房をつけなくても汗をかく作業。

六畳の寝室に80号2枚を広げる。
寝室にもアトリエにもなる和室。
下に敷いているのは百均のシャワーカーテン。
水に強く、軽くて扱いやすい。

全体のバランスを見ながら、
花を減らし、蕾を増やした。

この中にはあの音も、あの海も、あの山も描きこまれてる。
花に色を入れる仕上げの作業は前日から緊張した。


新しいサイン。

ひとつの絵を描き終えると
少しさびしい気持ちになる。
急に何をして良いか分からなくなった。

新型肺炎のことで不安な気持ちにもなる。
トイレットペーパーも足りるのか?
不安になるたびに、
生きていることを確認しよう。
今、生きている。
実感する何かがある。
感じているから、描こう。

やるべきことはきちんとやって、
さあ次へ進もう。
描こう。
2020-03-20 | Posted in blogNo Comments » 

 

「蓮の音」右隻(20号)/天神のひよこギャラリーにて3/17~22まで展示中

「蓮の音」右隻(20号)
〔画材〕アクリル絵の具 Acrylic Paint
〔サイズ〕530×727
〔素材〕キャンバス

この一枚だけですが、
3/17~22まで、天神のひよこギャラリーに展示されます。

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右隻は人生の後半、
体調を崩していた頃も思い出し、
キューっと胸が苦しくなった。

きつかったけれども、おかげで今がある。
そして、これからどう生きるか。
人生をどう終わらせるか。
感じながら、考えながら描いた。
左隻は人生の前半、
若い時代を思い出した。
描いて、遊んで、勢いがあった。
不安で満たされず、
どこに向かっているのか分からず、
気持ちはいつも暗かった。
懐かしい。
そして恥ずかしい。

拡散し、凝縮しながら響きあう。
蓮の姿、人生。

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作品展についてはこちらをご覧ください。
「第三回女性ゆめ育芸術祭」
http://www.hiyoko.co.jp/news/letter/event/38944

2020-03-17 | Posted in blogNo Comments » 

 

「蓮の音」(80号)/30年ぶりの80号

80号を描き始めた。
観察を続けた蓮の群像。

これぐらい大きなサイズは30年ぶり。

描く前は大変そう、と思ったけれど、描いてみたら気持ち良い!

 

筆を大きく動かして体を使う。
疲れるけれど爽快。

 

寝室にしている和室で作業。
背景は金のジェッソで。

 

新しく買ったNAMURAの筆は、
滑らかで描きながらとても気持ち良い。
塗面も繊細やわらかい雰囲気。

 


最近のお気に入りは。ホルベインのボトルから色を補充できるマーカー。
下書きや気になった時にささっと当たりをつけるのにとても便利。
使い方には少しコツがいる。
色によって粘度に差があるので、
混ぜる時に振るだけではなくて、
棒を入れてかき混ぜる必要があるものも。
そして、混ぜすぎると泡が立ち過ぎて溢れてくるから注意が必要。
ボトルからマーカーに移す作業は、
まだ慣れず、
マーカーは中の量が分かりにくい。
中を見るために内蓋を開ける際
手を汚すのでどうにかしたい。

とにかく 描く環境、描ける体力があることに感謝。
描きながら悩むけれど、
悩むことも含めて、
絵を描ける事がうれしくてしょうがない。

30年前には感じなかったうれしさ。
描くよろこびを増やすための30年。
本当に色々な事があった。
ひとつひとつが有難い。
2020-02-09 | Posted in blogNo Comments » 

 

「松に登る鼠」/ねずみはこれから何をするのか

「松に登る鼠」

縦の構図に
高い松と小さな鼠。
松の大きさ、

側面にも彩色。
横から見ると、松が立体的に。

光が当たると、
黒が際立ち、
ねずみも金色にキラリと光る。

この絵も撮影が難しかった。
色と構図による、
視点の移動、
光の効果。
原画を観てもらいたい。

同じサイズで十二支を描いて、
ずらりと並べる。
12年後に完成する作品。

本物の松の格好良さ。
自然にはかなわないが
少しでも近づきたい。

もっと感じよう、
松の葉ひとつひとつにたまらない気持ちになろう。

30年ぶりに大きな作品も描き始めた。
久しぶりの貼りキャンバスの感触がたまらない。
もう50歳を過ぎたけれど、
これからだ!
と思ってる。

うれしさを感じて増やして行く。
それを伝えて、もっともっと増やして行く。
ねずみのようにどんどんどんどん。

松の樹皮を食べて、
ねずみはこれから何をするのか。
2020-01-09 | Posted in blogNo Comments » 

 

クリスマスポストカードの販売/minneを始めました

クリスマスポストカードの販売を始めました。
ハンドメイド通販サイトのminnneで買えます。
「柊」/クリスマス ポストカードの2枚セットです↓
https://minne.com/items/20820391
5種類それぞれ2枚セットで販売してます。

別柄5枚セットでも販売してます。

https://minne.com/items/20977802

アクリル絵の具で描いた絵を印刷会社に注文し
ポストカードにしました。

《印刷方法》オフセット印刷(印刷会社仕上げ)
《紙質》最高級上質220kg
《サイズ》 100×148mm

送料込みです。普通郵便で送らせていただきます。

お部屋に飾ってクリスマスの雰囲気を楽しんで下さい。

クリスマスまで10日。
出品するのが遅かったと反省してます。
なるべく早く発送いたします。

それぞれの色を映し合い、キラキラと輝く。
心を照らす、その光が皆様のところに届きますように。

minne のmaruのギャラリー↓
2019-12-15 | Posted in blogNo Comments » 

 

石鹸のパッケージに採用/エネルギーが内側からどんどん湧いてくる

「ひとつひとつの泡に世界が虹色に映り込み 
ぶくぶくと広がりながら鮮やかな色を映し合う」 
泡がどんどん増えていく、 
楽しくてたまらない気持ちをPOPなビーンズで表現しました。
 
 

 
 石鹸のパッケージにmaruの絵が採用されました。

中央の列、左から2番目がmaruの絵です。

令和という時代になって、
もっと本気で絵を描いて、
それを観ていただかないと!
と思ってます。

エネルギーが内側から
どんどん湧いてくるような気がします。
ビーンンズの絵は、そんな私の気持ちも反映してます。

これから新しい事にもどんどんチャレンジしていくつもりです。
maruの絵が展開していく過程も楽しんでください。
2019-11-24 | Posted in blogNo Comments » 

 

「クリスマスオーナメント」/大切な思いの象徴になりますように

5枚のクリスマスオーナメントの絵が旅立って行った。

 

「maruの絵は静物だけど動いて見える。

生きている。

だから欲しくなるの」

絵のために千葉から福岡まで来てくれた。

 

絵を買っていただくことは、

絵を観たその方の中に

何か特別な思いが生まれたということだと思う。

 

「言葉にならない大切な思いの象徴になりますように。」

いつも絵を描きながら願う事。

伝えたいから描いている。

その美しさ、爽やかさ、健気さ、

感動が伝わるように。

 

モチーフと自分、

それを取り巻く自然、

まわりの全て。

対話を繰り返し、影響し合いながら絵は完成する。

 

絵は観ていただく事で、

新しい関係、新しい対話が始まり、

特別な思いが生まれるように。

 

その瞬間のために描いている。

 

クリスマスオーナメントの5枚の絵を、

千葉まで抱えて帰ってくれた。

重たい絵を、大切そうに。

うれしさと、有り難さが心に沁みて、

ジーンと音がする。

 

 

 

 

ご自宅に飾った素敵な写真を送って頂いた。

 

今、絵は新しいところで役目を果たしている。

これからどんな物語を作っていくのだろうか。

 

 

 

 

2019-11-14 | Posted in blogNo Comments » 

 

直定規 ruler /やさしい正しさを

シリーズで描いた、「それがそれらしくある」の一枚。

赤い背景。
このシリーズはどれも背景に時間をかけ、ものの持つ存在感を練りこんだ。
正確さと鋭利さ。
鉄の定規の持つ正しさと硬さ。
しっかりと、役目を果たす。

こんな人、いるなー。と思った。
人を寄せつけない雰囲気を持つ。
正しい人。

正しい!、を相手の事を考えずに主張する。
その人の持つ、
なんだか近寄り難い雰囲気。

やさしい正しさがいい。
やさしくない正しさは人を傷つけるだけ。
自分は大丈夫?
正しいと思う時ほど気をつけないと。

化粧、髪型、服装よりも、雰囲気が大事だ。
自分の雰囲気はなかなか分からないから、
「おかしいよ」
ハッキリと言ってくれる、
信頼できる人の存在は何よりも有難い。

定規のように、私の基準を正してくれる。

やさしい正しさがいい。
正しいと思う時ほど、やさしさを思い出そう。

2019-10-19 | Posted in blogNo Comments » 

 

檸檬 Lemon /本当の大人

シリーズで描いた、「それがそれらしくある」の一枚。

お隣から頂いたレモン。
手にした時に、
「あっ」
と思った。

ー生きてるー

採れたてのレモンの、
肌ざわり、重み、
感じる何か。
言葉にできないものを
絵で表したいと思った。

〔画材〕アクリル絵の具 Acrylic Paint
〔サイズ〕227×158mm
〔素材〕キャンバス

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ー世界はいつだって美しいー

檸檬を手にしてそのことに気がつかされ、
絵を観てその事を思い出す。

空や海、花や鳥、
美しい景色、
目の前には美しいものが沢山ある。

人が勝手にそれにを少し汚してしまった。
これ以上、汚さないために何ができるのか、
どうしたらきれいにできるのか。

日常の出来事が
心に暗い影を落とし、
頭から離れなくなり、
全ての美しさを感じられなくなる時もあれば、

美しいものを感じて、
近づきたい、
そう思い続け、
自分の中の暗さ、
世の中の暗さが嫌になって、
無視したり、
遠く離れたくなったりする事もあった。

それでは、
自分が何処に行けば良いのか分からなくなる。
そう気がつけたのは最近のこと。

暗いところばかり見てしまう。
明るいところばかり見ようとする。
子供はそうやって成長していくけれど、
大人がそのままではいけない。

全体を観て感じ、
どうするかを考えるのが本当の大人ではないか。
最近そう思う。

目の前のひとつひとつ、
その重み、香り、手触り、音、味から、

ー世界はいつだって美しいー
その事を思い出し続ける。

息をゆっくりと吐きながら、
焦らず、
穏やかに。

それから、
しっかりと目の前の事に向き合って行こう。
問題は沢山ある!
全ては成長するための材料。

ひとつひとつ丁寧に。

本当の大人、
理想の自分に近づきたい。

2019-09-28 | Posted in blogNo Comments » 

 

蓮の花の旅立ち/エネルギーがつながるよろこび

「明日、蓮の絵を観に言っていい?」

Facebookを通じて
ブラジルの日本人学校で数ヶ月一緒だった友人からメッセージが来た。
36年間会ってない。

わざわざ関東から福岡まで、日帰りで絵のために来てくれた。

絵を置いてもらっていたカフェ(2018年移転)で久しぶりの再会。
話は尽きず、お互いの近況などを報告しあいながら、
あっと言うまに時間が過ぎた。

しばらくしてから、
友人は絵の前に立ち、
じっくりと眺め、
この一枚を選んでれた。

じっと絵を見つめる姿が忘れられない。
何かを感じてくれている。

「買おうと思って来たのよ!」
ニコニコしながら、
うれしそうに絵を抱えて持ち帰ってくれた。

何かを感じて、
ここまで来てくれた。

蓮の力、
友人のエネルギーが素晴らしい!
絵を描いて、観てもらう事は
ふたつのエネルギーを繋ぐこと。

エネルギーがつながるよろこび。
描く時にいつも忘れないようにしよう。

絵を買って頂き、新しい場所で絵が活躍する。
蓮の花が咲くように、
そこから何かが生まれ展開していく。

※Chandan Cafeは2018年6月に移転しました。

2019-08-16 | Posted in blogNo Comments » 

 

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