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落款印/応用と融通

単純な線の個性。
石のハンコを作った。
まるうの「う」。
思った通りにならなくても、
なんか味がでるのが、
石のハンコの良さ。
石の個性が助けてくれる。
落款印は自由な形で「作者」を表現する。
もっと自由に、色々な方法を楽しんでいきたい。
丸の字をデザイン。
1㎝と2㎝、朱文と白文の石のハンコ。
書道の字に合わせるために何種類か作った。
ハンコを作りながら思うこと。
ー応用と融通が必要だなー
基本と単純な作業を繰り返しながら生まれる、
応用と融通。
最初は彫るのがキツかった細い線も
どんどん彫るのが楽しくなって行く。
キツいかもしれないけど、
何でも、やり続けないと、
応用と融通が出て来ない。
その先の楽しさも生まれない。
もっと楽しむために、
必要ないことはまだまだ沢山ある。
絵、書、落款、パソコン、動画、カメラ…
勉強したいことばかり。
昨日はゴム板を買ってきた。
やりたい事も増えて行く。
「蓮」/蓮に近づく

篆字の「蓮」。
とても難しく、練習を続け、
書けば書くほど、奥の深い世界にはまっている。
篆字の美しい造形。
字は、何かを伝えるために生まれ、
変化し続けている。
ー美しいー
書きながら、何度も思う。
今は、活字を見る機会が多く、
記号のように、字を読むけれど、
昔、字は感じるものだった。
感じながら、感動しながら、
書き続けたい。

ギュッと実の詰まった、
蓮の蜂巣のように、
充実した蓮を書きたい。
書きながらもっともっと蓮に近づきたい。
蓮ー芽吹くー/うれしく 素直に

蓮の蕾の中に、蓮の字を書いた。
これから開き、展開して行く蕾の姿。
それぞれ内に秘めた思いがある。
その思いが光り、
蕾が開き、花が咲きますように。
願を込める。

まず、自分から光らないと。
自分の内側の光を見つめ、
広がり、大きくなるように。
描くと言うことは、
光を見詰めること。
光を見詰めていると、
自分の内側の光が反応する。
それを描き表現する。
うれしく、素直に。
蓮になる/真っ直ぐに明るい方へ

スッと真っ直ぐに立つ蓮の花。
10年以上観続けて、
撮り続けて、
そして描き続けてきた。
最近は、墨で、
蓮の文字と絵を描き続けている。
墨と筆が、
私の心をそのままに表す。
嘘はつけない。

感動の強さ、
真摯な心。
もっと本物の蓮のように。
明るく咲く姿を
書と絵で表したい。

展示会のご案内/kahogo.展 vol.2
久しぶりに東京で絵を展示します。
「縁起」(えんき)
連作2点を展示します。
絵を観て感じて頂けたらうれしいです。

『kahogo.展 vol.2』
【会期】7月16日(土)〜7月31日(日)
【営業時間】
火、木、土、日10:00~17:00
【会場】kahogo ギャラリー
〒176-0012
練馬区豊玉北4-22-1 2階TEL03-6861-4710
kahogo projectに参加頂している19名のアーティストによる作品を展示・販売します。


蓮/今の蓮 今の私

前日に描いた絵を一日見詰め、
もっと蓮らしく。
そう感じながら描く。
蓮の花びらの硬さ、
香り、キュッとした緊張感。
一生かけて、
本物の蓮を描けるようになりたい。
日常生活、料理も掃除も、
良い蓮を描くためにする。
全部繋がってる。
50歳になってやっと描けた、
今の蓮。
もっともっと描き続ける。
色々あって、
病気もしたけど、
全部無駄ではなかった。
これまでの全てを絵の中に込めたい。
そして描きながら、
理想の自分に近づいて行く。
蓮の字と絵/蓮の字から生まれた蓮の花

ここ数年は、書と向き合っている。ジッと、見詰め続けてる。
何かを掴みたいと思いながら。
「あ」と少し何かを掴みかけてきた。
まだまだだけれど、書き続ける過程を表して行こうと思う。
見守っていただけたらうれしいです。
蓮の字から生まれた蓮の絵。
次は蓮の絵から生まれる蓮の字を書きます。
展示販売のご案内/TSUTAYA福岡西新店 SHARE LOUNGE

福岡市早良区西新5-2-8
092‐851‐5001
西新駅より徒歩3分
【営業時間】
TSUTAYA:9:00〜22:00
SHARE LOUNGE(3F):9:00〜21:00



寅/見据える 掴む


「縁起」/蓮として、真っ白な 光る花を咲かせたい


