竜頭水瓶 模写/通じますように

馬の姿をしている。

これは、

飛鳥時代の竜頭水瓶に描かれていた絵を模写したもの。

昨年の秋、東京国立博物館で行われた

「国宝 東京国立博物館のすべて」

に展示されたいた水瓶。

その線と姿に惹きつけられた。

何故、このように美しい線と形を描くことができるのか?

何度も、何度も描き写す。

描きながら、

作った方、描いた方の本気を感じた。

この馬は何処へ行くのだろう。

何を乗せるのだろう。

七世紀。

生きることが大変だった時代。

生きようとしないと生きられない時代。

食べ物でも何でも、求めて求めて、手に入れた。

「有難い」

生きていること、目の前の者、物への感謝、

そして、

生きたい!!と思い、

何かを求め続ける。

描くことは、

願うこと、求めること。

何枚も何枚も描きながら、

これでは、まだ

「通じない」

そう思う。

もっと良い線で、

良い形で、

求め続けたら、

何か、

本当に美しい世界を感じることができると思う。

観てみたい。

描いてみたい。

2023-07-16 | Posted in blogNo Comments » 

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