高野山 西塔(部分)/畏怖の念を描く

高野山 西塔。

昨日、新たに感動を深める出来事があり、

勇気を出して、

再び、この絵に向かおうと思い立つ。

5年前ぐらい?コロナの前だ。

この絵は、筆が止まり、

描くのをやめていた。

美しい造形や

繊細な装飾の素晴らしさは、

描きながら、

少しづつ鮮明に見えてきた。

描く理由は、

対象に近づきたいから、

もっと感じ、

そのものになりたいから。

素晴らし過ぎる

凄すぎる。

描く度に、

畏怖の念が強くなる。

西塔の創建時、その時代は、

生きることが今よりもっと厳しかった。

どのような願を込めて、

この塔を作ったのか。

猛威を振るう、自然への畏敬の念。

生きている事の、感謝と実感。

これだけのものを作り上げる、

人の思いを想像し、

自分に足りないものを感じた。

足りない、

足りなすぎる。

遠い、

遠すぎる。

急に怖くなった。

それでも、近づこう。

再び描きはじめよう。

昨日は、勇気を頂いた。

思いを受け取り、

前に進む。

2024-01-08 | Posted in blogNo Comments » 

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