「夕立」/雷と雨、風と笑い声

「夕立」アクリル絵の具 545×788mm 1997

不思議と迷いなくさーっと描けた
20年以上も前の絵。

夜のイタリアレストラン、テラス席。
雷と、雨と、風、
驚きと、冷たさと、爽やかさ、
笑い声と雷の音。
絵に描いたので記憶が鮮明の残っている。

涼しい風がサーッと吹いて、
雷が鳴が鳴る。
空が光り、
雨がザーザー降ってきた。

なんだか面白くて
パラソルの下、
ゲラゲラ笑いながらご飯を続けた。
足元にだんだん水が溜まってしまって、
室内へ。

今はもうない、
マイカル本牧の思い出。

雨が降るだけで笑う、
若い日の思い出。

時は経つ、変化する。
「懐かしさ」
心の中のとても良い感触。

昔だけれど、
昔も今の延長線上。
今の一部だと最近思う。

過去の思い出も
今と一緒に変化する。

うれしいことも、
どんな嫌なことも、
意味があったと
今なら言える。

あの時の、雷の中、
あのパラソルの下の自分に伝えたい。
「未来は明るい、大丈夫。」
2021-07-26 | Posted in blogNo Comments » 

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